本田圭佑選手に学ぶ 潜在意識で夢を叶える方法

日本、世界のトップに立つ一流アスリートはみんな潜在意識を使っています。
いま活躍中のアスリートでは、セリエＡのＡＣミランにいった本田圭佑選手もその一人。本田選手の発言や関連本を見ると彼が無意識のうちに潜在意識の力を引き出していることが分かります。

本田選手から潜在意識で夢を叶える方法を学びましょう。

卒業文集で未来を断言

まず本田選手の小学校のときの卒業文集。これがすごいです。まずは読んでみてください。

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ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Ｗカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。

（「実現の条件 本田圭祐のルーツとは」本郷陽一著 東邦出版）
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驚きです。小学校のときに書いた作文が、かなり実現しています。

“大金持ちになって”・・・肖像権も含めて推定年収10億円。間違いなく大金持ちですね。

“Ｗカップで有名になって”・・・2010のワールドカップ・南アフリカ大会では全4試合に出場しました。

“セリエＡに入団します。”“10番で”・・・今年(2014年)にセリエＡのＡＣミランに入団。背番号10も実現しました。

“日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です”・・・日本代表では10番ではないですが、チームの看板の一人ですね。

この作文には潜在意識を動かすノウハウが詰まっています。

まず、“断言の力”です。

「世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。」という一文で、「なりたい」という願望を超えて「なる」と断言しています。
これは強烈です。心の底から望み、本気で発した断言の言葉は、その現実を強力に引き寄せます。

そして“何をするかを明確に”しています。
「世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。」。整理すると“世界一練習して世界一の選手になる”と宣言しています。

潜在意識は「～すると○○になる」という条件つきの言葉を受け入れます。ただ「世界一の選手になる」というだけでは弱いです。「世界一練習して」と、何をするか、どう行動するかも明確にすることで、潜在意識は「そうだよね」と納得してくれるのです。

そして“現在形の言葉”です。
それぞれの文の最後は「している」「です」「する」と、ほとんどが現在形、現在進行形で締めくくられています。まるでもう今、叶っているかのような書き方です。

潜在意識は過去、現在、未来をはっきりと分けられません。ですので現在形、現在完了形や進行形で夢を書くと、もう叶ったものとカン違いして引き寄せてくれるのです。

本田選手が小学校のとき、潜在意識についてほとんど知識はなかったと思います。でも彼は感覚的に夢を言葉にして書くことを身につけていたのです。

本田選手に限らず、一流アスリートは自分の夢を書いています。イチロー選手の小学校のときの作文も有名ですね。

あなたは小学校のとき本田選手のように将来の夢を紙に書いていましたか？どうなりたいかを明確にしていましたか？でも大丈夫です。こうした習慣を身につければ、今からでも潜在意識が夢や願望を引き寄せてくれます。

どんな状況でも堂々と夢を語る

本田選手は歯に衣着せぬ発言、“ビッグマウス”としても有名です。
「それはごもっともだけどオレの考えは違った」「審判に邪魔されたとしか言いようがない」「サッカーで緊張したことはない」など、ネットで過去の発言を探すと、どれも生意気ぶりを発揮しています（笑）。

こういった本田選手の発言の奥には、絶対的な自分への自信、肯定感があります。

彼は高校時代、地元の大阪から離れ、石川県の星陵高校に入学してサッカーを続けていました。

あるとき、部員の声が出ていないことに気づいたサッカー部の監督は、1年生部員を並べて一人ひとり、大声で「サッカー部で成し遂げたいこと」を叫ぶように指示します。
他の部員がほとんど「高校選手権に出る」という中で、本田選手は一人、堂々と「世界一になる」と叫んだそうです。

実は本田選手は、中学生時代ガンバ大阪のジュニアコースに所属していました。でも試合にはほとんど出場できず、3年間干されていたそうです。そしてユースに上がることもできなくて、ガンバ大阪を辞め、特別な計らいで星陵高校に進学しました。つまり、サッカーのエリートコースから外されたのです。

彼はこういった負の経験に腐ることなく「世界一になる」と言い切りました。

この態度も、潜在意識のパワーを引き出します。

・自分が今、どんなに理想と違っていても、決して腐らない
・いつもどおり夢を語り、夢が叶ったように振る舞い、夢に向かって努力していく

こうすることで、潜在意識が「自分 ＝ 世界一」と思い、そのように本田選手を高めていったのです。

お金持ちに近づくには、お金持ちのように振る舞うことが重要です。本田選手は、まだ世界一でないときから、マインドは世界一の選手だったのです。

手を動かし、そのように振る舞う

本田選手から学べることを整理すると

・手を動かして夢を紙に書く

・書くときのポイントとして
１．どうなるのか断言する
２．そのために何をするかを書く
３．現在形、現在進行形、現在完了形で書く

・現状が理想と違っていても、夢を語り、叶ったように振る舞い努力していく

ということになります。

本田選手が実証したこれらの方法を、あなたも活用していきましょう！