ゆらぐものが潜在意識を刺激する

前回は、何かに集中することで、
顕在意識と潜在意識が連動して力を発揮する
ということを書きました。

この1点に集中する訓練は、
禅の世界ではもう1000年以上の歴史があります。

後世に名を残すお坊さんの中には特殊な能力を
発揮した人が何人もいますが、

彼らも1点に集中する禅の訓練、習慣で
特殊な能力が開いたのかもしれません。

この集中する訓練をやるとき、特にやりやすいのが


ロウソクの火を見つめる

ということです。
これは前にも一度紹介したことがありますね。

子供のころ、キャンプファイヤーをしたことが
ある人は分かると思いますが、

暗い中で火を焚いて、じっと見ていると
不思議な感覚になっていきます。

炎がゆらめいているのを眺めていると、
その中にふと自分の意識が入っていくような
そんな感覚になりますね。

このゆらぎが、とても重要です。

キャンプファイヤーは普段なかなかできませんので、
実際にやるとしたらロウソクの火ですね。

バースデーケーキのあまったロウソクや
クリスマスキャンドルなど、家のどこかに
使わないでおいてあるロウソクがあると思います。

火をつけて、50センチから1メートルくらい離れて
5分から10分ほど見つめてみましょう。

続けていると、目力（めぢから）もつきます。
目力があると営業や交渉の場で相手にのまれなくなります。

あと、流れる水の1点を見つめるのもいいですね。
火を眺めるのと同じような感覚になります。

川とか海とか噴水とかが近くにあればやってみましょう。
いまは暑いので、火を眺めるよりこちらの方が
やりやすいかもしれません（笑）。

火や水を眺めると、潜在意識にアクセスしやすくなると同時に、
火や水のゆらぎが潜在意識を刺激して能力を引き出してくれます。

一週間に一度でいいので、
思い出したときにやってみてください。